楠木ともりさん 2rd EP「Forced shutdown」CDジャケットの額装例

楠木ともりさんの2rd EP「Forced shutdown」CDジャケットについて、リミスタでのオンラインサイン会第5回(2021年4月28日開催分)でいただいたものを額装しました。少し前に作ったものですが紹介します。

EP全体のテーマとして非常に閉塞感が強く、写真も沈黙、静止、幻想といったイメージで固められているので、額とマットは黒-黒か白-白で統一して、現実感のない、日常から切り離した世界にするのがよいと考えました。黒か白か少々迷いましたが、白-白は今後も使う可能性がありそうなので、今回は黒-黒です。

EPの4曲のうちトラック3「アカトキ」は彼女にしては珍しく胸襟を開く明るい曲調ですが、トラック4「バニラ」は喪失感を飽和する光に乗せて視界を塗りつぶすような曲で、個人的には表題曲以上にこのEPを象徴していると思います。MELTWIST、Reunion of Sparksではこの2曲で締める点は統一しつつもライブ・コンセプトに沿うよう曲順を細かく入れ替えており、楠木ともりさんがよく語られていた(…気がする…)曲順に込めた意志を感じます。

額縁とマットは両方とも、「額縁のタカハシ」さんで購入しました。CDジャケットのような、正方形の作品を飾る額縁は写真用品店などではあまり見かけませんので、画材屋さんを頼りましょう。この黒のマットは、断面も黒く塗られた「カラーコア」という商品です。