スクフェス2の「スターチャレンジ」でスターLv50を目指すメモ

スクフェス2の新イベント「スターチャレンジ」第1回(2023/11/15 14:00~2023/11/25 13:59)お疲れさまでした。音ゲーといえば基本的に、フルコン実績をじわじわ増やしながら、イベントがあればカード報酬を取るところまでは頑張る、という遊び方になると思いますが、その範囲なら編成はただイラストアドや推しキャラで選べば良く、ゲーム的には選択自由、育成もしてもしなくても何でも良いことになります。スターチャレンジは編成と音ゲースキルの総力戦で、挑戦しがいのあるイベントでした。

スターチャレンジは有り体に言えばスクフェス1の「ライブ アリーナ」の焼き直しですが、スターアシストチケットの存在によりプレイに緩急と戦略が求められ、苦手な課題曲はゴールドを支払って再抽選できるなど、より投入した労力(及びガチャ運)と成果に納得感のある構成になっていると思います。

私の最終成績はスターLv52、ランキング67位でした。私は月額パス以外では有償ラブカはサービス開始から合計2万円分と、スコアランカー的なプレイをするには微課金の範疇ですし、腕前的にもEXPERTフルコンはできてもMASTERはかなり心許ない、という程度ですが、計画的にプレイすればスターLv50はいけるよということで、プレイレポートを残しておきます。

 

スターチャレンジの仕様おさらい

  • 5曲の課題曲で目標スコアを超えれば次のスターLvに進む
    • 目標スコアは基本的にスターLvと楽曲の最大ノーツ数(最高難易度のノーツ数)依存と思われるが、元々ノーツ数の多い楽曲ほど相対的に目標スコアの設定が甘くなる。つまり、EXPERTフルコンで絶対に届かない曲と、MASTERで多少ミスしても余裕で課題を達成できる曲が同時に並んだりする
    • 下記倍率抜きの素のハイスコアで目標スコアに届く場合は、スキップチケットでもクリアは可能
  • 課題曲は5万ゴールドでチェンジ可能
    • 回数制限なし
    • 後半になると、最高級編成でその曲の最高難度をフルコンしても絶対に合格ラインに届かないような曲が出てくるので、チェンジ回数の確保は重要
  • スコアは「選抜メンバー」「プレイボーナス」「継続ボーナス」「育成ボーナス」により倍率がかかる
    • 選抜メンバーはイベント特効UR2種とイベント報酬UR1種の計3種で、覚醒させることで合計60%まで加算される。選抜メンバーは所持していればよく、編成に加える必要はない
    • プレイボーナスは楽曲クリア(LP10消費)ごとに0.002%?ずつ加算されていくもので、倍率自体は低い。私は最終2.66%でした
    • 継続ボーナスは楽曲クリアごとに0.5%加算されるもので、1日2.5%まで増える。全日程積めば27.5%
    • スターアシストチケットを消費すると、選抜メンバーボーナスが2倍(最高120%)、ユニットの育成状況に応じて育成ボーナスも加算される。私の育成ボーナスは最終6.29%でした
  • スターアシストチケットはイベントの進行でもらえるほか、選抜メンバーと、前の回のイベントの報酬UR、ガチャURの所属人数に応じてログインボーナスとしてもらえる

課題の突破率を大きく左右するのは、手持ちユニットの育成具合(スコアアップUR艦隊が組めるか)と、選抜メンバー加入数です。イベント期間を通じて必要なことは、スターアシストチケットの大量入手と計画的な利用です。音ゲーのスキル的には、EXPERTフルコン安定程度でも足ります。

アシストチケットを消費すると、上記倍率のほか、スキル発動率が上昇するため、チケット未使用時と比較して、スコアは容易に1.5倍以上になります。これをいかに終盤まで温存するかで、到達できるスターLvが決定的に変わります。

 

準備

Lv100のスコアアップURのみで編成が組めるところまで部員を集めて育成しましょう。このゲームはスキルLvアップの恩恵が非常に薄いので、スキルLvはとりあえず5あれば良いでしょう。スキルLvを9に上げるくらいなら、その分のゴールドを温存すべきです。スターアシストチケットを消費すると無敵かつ常時判定強化超になるので、スコアアップ以外は結局使わなくなります。

編成はガチャURのみである必要は無く、イベント報酬URを含んでいてもOKです。初期の配布URなど、基礎スコアが低いスコアアップ部員は、より強い回復URなどに入れ替えた方が最終的なスコアが伸びる場合もあります。

前半のプレイをスキチケで効率化するため、できるだけ幅広い楽曲である程度のハイスコアを取っておきましょう。EXPERTフルコン狙いで普段から遊んでおくのがよいです。

楽曲チェンジ費用として、ゴールドをできるだけ多く貯めておきましょう。このゲームはゴールドを稼ぐ手段が意外と限定されており、調子に乗ってスキルLvを上げまくっていると足りなくなり、しかも補充がままならない事態になります。どうあがいてもクリアできない課題を眺めてEND GAMEするのは辛いので、悔いを残さないためには最低1,000万ゴールド、可能な限り多く用意します。

最速でイベント報酬URを取るため、スキチケとLP回復飴をできるだけ多く貯めておきましょう。イベント報酬URの加入が早ければ、ログボでより多くのアシストチケットが手に入ります。ちゃんと記録を取っていないので忘れましたが、プレイボーナスがLP13,300消費分に達しているので、飴も500個以上消費しているはずです。

また、ログボでアシストチケットをより多くもらうため、スターチャレンジの前の回のイベントの報酬URを手に入れて覚醒させましょう。前の回のイベントのガチャURでもログボは増えますが、最終的にアシストチケットは余るので、そこまでは頑張らなくてもよいです。

イベント開始前に、選抜メンバーであるイベント特効UR2種を手に入れて覚醒させましょう。残念ながらここはお祈りになります。現実的には、天井を叩かずに1枚手に入るくらいの釣果でなければ、その回のスターチャレンジでスターLv50を目指すことは諦めた方がよいかもしれません。

スコアに最も大きく貢献するのは選抜メンバーの加入数で、体感的には選抜メンバー3枚に対して1枚足りないごとに、到達できるスターLvが5くらい下がる印象です。スコアがイベント特効に依存しすぎる、いわゆる「持ち物検査」になっている点は批判の大きいところだと思いますが、スターLv30(10連ガチャチケがもらえる節目)以上は趣味と自己満足の領域で、スターLv30までならイベント特効URを持っていなくても現実的な目標なので、次回以降の緩和はあまり期待できないと思っています。プレイヤーとしては天井となる75,000個のラブカを頑張って溜めるしかないでしょう。

なお今回私がイベント特効URを2枚引くまでに割った石は約40,000個で、ほぼ全て無償石です。天井はもう少し低くしてほしい。

イベント特効URを引くなら引くで、覚悟を決めてイベント前に引き終わりましょう。これもログボでできるだけ多くのアシストチケットを回収するためです。私はイベント前に1枚、イベント3日目に諦めきれずに2枚目を引きました。

細かいことですが、イベント報酬URを覚醒させるための育成アイテムは確保しておいてください。

友人募集で、支援効果の高い部員をゲスト設定しているプレイヤーを探しましょう。通りすがり(ランダムゲスト)枠でも攻略に支障はありませんが、何百回とプレイすることを考えると、確定で強いゲストがほしいところです。今回のイベントの時点では、13%エンプレスが最高支援率で、該当する部員はスマイルは[おつかれさま会]千砂都1種のみ、ピュアは無し、クールは[フラワーパーク]花丸と[有志でバンド]せつ菜だけだった気がします。今後はまた環境が変わるでしょう。私はろくにフレンド募集をしていなかったので、ほぼゲスト部員は通りすがり枠だけでやりくりしていました。

スターアシストチケットは、継続ボーナスが最大になる最終日に切るのが最も効率が良くなります。今回は最終日が休日でしたが、もし平日なら有給を取っておきましょう。0時からぶっ通しでMASTER楽曲を100回とか200回とかプレイすることになるので、多分翌日は仕事になりません、、、

 

イベントの走り方

イベントが始まったら、飴とスキチケを全力で切って、イベント報酬URを取りに行きます。私はイベント開始日の翌朝に取りました。イベント報酬URの獲得条件はスターLvではなく累積イベントPtで10,000Ptなので、課題未達のスコアでも、延々とスキチケを切れば報酬URは取れます。ただ、ある程度スターLv上げも兼ねていった方が後の手間が少なく済みます。なお、スキップ時にもらえるイベントPtは素のスコア依存のようです。なるべく高いスコアを獲得済(MASTERなど)の曲をスキチケで回した方が、若干効率が良くなります。

アシストチケットは最大限温存し、達成できない課題が現れたらゴールドを払って楽曲をチェンジしましょう。ノーツ数の少ない「リエラのうた」などは、「ベストプレイでも達成不可能」な目標スコアが設定されることが多く、高いスターLvを狙うプレイでは(言い方は悪いですが)ハズレ曲になってしまっています。ここはもう少し公平にしてほしいなと思います。

選抜メンバーが3枚揃っていたとしても、スターLv30あたりから、EXPERTフルコンでは目標に届かなくなってきます。スイング曲を呪いながらMASTERをしばいていきます。

スクフェス2は特技発動率が3割程度と低く、スコアアップUR艦隊でフルコンし続けたとして、スコアには1割以上の幅が出ます。LPを無駄にしないため、予め目標スコアをスコア加算倍率+100%で割って、「純粋な楽曲プレイ成果として必要なスコア」を算出しておきましょう。目標に届かないことがわかったら、最終ノーツが流れきる前にライブを中止します。

継続ボーナスの「1日で最大2.5%アップ」は意外と侮れず、ギリギリで届かなかった曲も翌日には突破率が大きく上がったりします。最終日前にスターLv40突破を目指すくらいのペース配分がよさそうです。

私は最終日前の段階で、アシストチケットを100枚残してスターLv41まで来ました。後でわかったことですが、選抜メンバーを3種集めていたとしても、アシストチケットによるここからの伸びしろはLv10少々なので、アシストチケットは70枚も残せば十分です。最終日の負担を減らすため、前日~前々日くらいからアシストチケットを切り始めても良いかも知れません。

そして最終日0時、継続ボーナスを最大の27.5%まで積んだら、アシストチケットを切り始めます。チケットを消費して課題未達というわけにはいかないので、必要スコアを慎重に計算し、達成できないとわかった時点でライブを中断します。

Lv42 0:39

Lv43 1:00

Lv44 1:17

Lv45 1:36

Lv46 1:51

Lv47 2:06

Lv48 2:23

Lv49 2:48

実は私はイベント中に試行錯誤する過程でスキルLvを9まで上げる等してゴールドを大量に消費した結果、最終日開始時点でゴールドが100万(楽曲チェンジ回数20回分)しかなく、安易に課題曲をチェンジすると資金が枯渇することが目に見えていたので、多少苦手な曲でも無理してハイスコアを狙う必要がありました。スイング曲に殺意が湧いてきます。とはいえ記録を見たところ20分で1レベルを攻略しているので、中断やり直し含めてLv1あたり10~15回プレイ程度で済んでいるはずです。

Lv50 3:21

ゴールドの消費が加速していきます。ギリギリ届かない曲をあと数回プレイするか、チェンジするかに迷いが出てきます。最終日はプレイ時間に制限があるので、何十回も挑戦することはできません。疲労も問題です。さりとて、貴重なゴールドを使っても、いつまでも「突破可能な当たり曲」を引けない可能性もあります。

Lv51 5:46

若干の休憩を挟んで来るところまで来ましたが、ついにゴールドが尽きました。仕方ないので通常ライブに寄り道して、未クリアの楽曲からゴールドを漁りつつ、イベント攻略を継続します。楽曲初回クリア報酬は最大15,000ゴールド、何度でももらえるクリア報酬はLP10倍消費で7,500ゴールドなので、2~3曲回してやっと1回課題曲チェンジ分です。このゲーム、ラブカはリアルマネーで買えますし、ペンライトもガチャを無駄に回せば手に入りますが、ゴールドだけは金銭的解決ができません。育成アイテムを売ってゴールドに換える機能がほしい。

Lv52 8:05

プレイ時間的にも集中力的にもこれ以上は無理と考え、ここで終了としました。もしゴールドが100万とか200万とか残っていれば、EXPERTフルコンでも課題達成できる曲が出るまでチェンジして、あと1~2Lvくらいは上げられたかも知れません。

最後にクリアした曲はオードリーでした。EXPERTどまりかつ手持ち編成で一番スコアが出るクール曲で、何度でもフルコンできる譜面なのはラッキーでした。今後は虹ヶ咲にもMASTER譜面が増えてくるので、おそらく目標スコアが引き上げられて、次回のイベントはより難しくなることでしょう、、、

 

スターLvランキングは最高51位でしたが、この後イベント終了までに数名に抜かされて、最終的に67位となりました。スターLvが同じなら、イベントPtが高いプレイヤーの順位が高くなるようです。スターチャレンジは編成と音ゲースキルの両面で戦う必要のあるイベントで、2桁順位は満足できる成績です。プレイしているソシャゲ全体を通じても、スコアランカーみたいなプレイは数年ぶりでした。

ランキング報酬はさすがに盛り沢山です。このゴールドはイベント中に前借りしたかった。

 

次回のスターチャレンジは、、、準備が間に合わないので、参戦はしません。しばらくはのんびりと、イベント報酬UR勢になります。それでは。

 

ところでスターLvアップ時の、次のLvの課題曲を流しながら画面転換する演出よくないですか?

田中ちえ美さん「未確認」 発売記念サイン会 イベレポ&特典ブロマイドの額装例

田中ちえ美さんの1st写真集「未確認」発売記念として開催された、対面でのサイン会のうち、インフォスクエア版の東京開催分(2023年10月29日)でいただいたブロマイドを額装しました。

私から見て田中ちえ美さんは言わずもがな「虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会天王寺璃奈役で注目し始めたものですが、作中での年少者役とは異なりご本人はむしろ「緩めの姉気質」で、作品を離れたときの、年齢相応の装いや言動に好印象を感じていました。

そんなわけで、ニコ生番組「スナックちえみ倶楽部」第十五夜(2021年8月30日配信)での「私も写真集を出したいと思っているけど、需要があるか自信がない」というご発言以来、需要がないはずがない、是非お願いしたいと思い続けて、このたび希望が一つ叶った形です。

www.nicovideo.jp

9月15日に参加した、タワーレコードでのお渡し会では、そんな「ちえくら」以来の待望だったよという話を伝えたので、今回はもっと広範な話をすることにしました。ありがたいことに、田中ちえ美さんの対面のイベントは1人あたり、30秒もあるのです。

私:4年前の虹ヶ咲1stライブで初めてお見かけして、この方は絶対に伸びると思い、ニコニコの配信と、NACHERRYは最初からフォローしてきました

田:えー、全部じゃないですか~

私:それで、こうしてご活躍の機会が増えてきたのが、嬉しいです

田:こうして直接お話しするのも

私:そうです。機会ができて良かったです

田:嬉しい~これからも期待しててください~

私:はい、応援しています。ありがとうございます

ずっと目を見ながら細かく相槌を入れてくれる方なので、実際のワード数はもう少し多いです。田中ちえ美さんはリピーターファンのことはよく覚えているタイプなのですが、まあ、私は地味で若干キモい壁でありたいので、そんな高望みはしません。たまにこうして謝意や賛意を伝えられれば、それで十分です。

なお今回の写真集発売に関して私が参加したイベントはタワレコ、インフォス(都内某所ということになってる)の2件ですが、どちらも田中ちえ美さん関連と思われるスタッフさん、開催地の店舗等のスタッフさんとも、応対が大変柔らかく、よい雰囲気だったことを記しておきます。イベントのエクスペリエンスは案外、こういうところに左右されるものです。

 

さて額装です。

私は通常、額縁は額縁(画材)の専門店で購入しますが、昨今の物価高の煽りを受けて額縁もかなり値段が上がっており、まともな額縁は小型のA5サイズでも3,000円以上します。さりとて、写真店で売っているようなサービス版やポストカード向けの写真額は、深み内寸が浅く、マット額装が難しい。

探したところ、以前購入したことのある万丈の製品が、価格と品質のバランスが良さそうです。デザインがシンプルでカラーバリエーションも豊富。標準でマットの付いているものなら、当然好みのマットも入るはずです。

www.vanjoh.co.jp

そうして選んだのは、「V檜フレーム 2L判」です。なぜ檜かというと、田中ちえ美さんがサウナがお好きで、今回の写真集にもサウナでのカットが収録されているからですね。ブロマイドの写真ではなくご本人のイメージで選んだ形です。

www.vanjoh.co.jp

この額縁には標準でマットが付属していますが、窓寸がポストカードサイズなので、L版ブロマイド用は別途購入しなければなりません。マットはいつも通り、額縁のタカハシさんで購入しました。専門店でカットしたマットは加工の品質も高いので、お勧めです。ただ送料が割高になるので、今後は世界堂さんの実店舗も検討しようと思います。万丈のフレームに付属しているマットは1ミリ厚なので、普段私が買っている1.5ミリ厚のマットではやや窮屈でした。

www.gakubuti.net

  • 額縁:万丈 フォトフレーム V檜フレーム 2L/ハガキ 105781 
  • マット:タカハシ 額装マット/178×127/121×83/標準四角窓/オフ白10040 

 

額縁の購入方法、セッティング方法は私の記事をご覧ください。

akirareynir.hatenablog.com

斉藤朱夏さん、という人について、感じていること。

斉藤朱夏さんって皆さんどんなイメージでしょうかね。デビュー作の渡辺曜役から来る快活なイメージ、おどけて喋るときのフレンドリーなイメージ、あとは喜怒哀楽を隠さない率直なイメージでしょうか。

その辺りも大いに同意するところではありますが、私が感じているのは少し違う――慎重で、繊細で、孤高の風を纏ったひととしての一面です。一瞬だけそれが見える機会があったので、書いておこうと思います。

 

去る2022年2月19日、斉藤朱夏さんの2nd写真集「朱夏休み」の発売を記念して開催されたサイン会&トークイベントでの出来事です。

かねがね私は、斉藤朱夏さんといえば歌や演技、トークなどに注目しつつも、やはりオンリーワンなのはダンスだろうと考えていました。俊敏で、軽量で、迷いや揺らぎのない動き。いい機会なのでダンスを賞賛する一言だけはとにかく伝えようと。あと同日夕方から別の用があったのでスーツ着用で行ったのですが、ちょっとウケたらいいなというしょうもない目論見もあったりして。

 

順番待ちをしている間、ほかのファンの方との会話も聞こえるんですが、推しであることをアピールしたり、和気藹々と話してたりと。伝え方にも色々あって面白いですね。そうこうしているうちに自分の番。

朱:えー、仕事帰り~?(笑)

スーツを見て一言。読み通りです…が、本人を目の前にすると急に冷静になってしまう。この人をガッカリさせるようなことは絶対言ってはいけないし、だいたい初対面でウケ狙いをするバカがいるか!

私:今日は、大事な日なので

朱:へ~

そう言って、軽く笑いながらペンを滑らせている。今だ、言わなければ。

私:朱夏ちゃんのダンス、大好きです

よし、言えた。あとは「ありがとう」からのいくらかの受け答えで、この場は楽しく終われるだろう。そう思った私に対して彼女が放った一言は、全く想定外のものでした。

朱:まだまだ、極めなきゃいけないんだけどね

気付くともう彼女は笑っていない。真剣で遠い目をしている。板の上が遠い世界だなんて知っていたはずなのに、易々と賞賛が届けられると思ったのが間違いだったのか?完全に気圧されて、思考が蒸発するのを感じる。考えろ!時間がない!今言うべきことは何だ?伝わるのか?顎が重い!心臓が口から飛び出そうだ…

私:ずっと、応援しています…

どうにか絞り出したのは、何の工夫もない一言でした。全然思い通りにならなかったな。でも身の引き締まるよい体験でした。推しを神、ファンを信者、推し活を信仰って俗に言うけど、案外当たってると思います。

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帰宅してみると最後の一言にはやはり心残りがあり、メッセージを追加して「しゅかラジ!」に投稿したところ、3月23日の放送で取り上げてくださいました。

「写真集『朱夏休み』重版おめでとうございます」ありがとうございまーす!(拍手)嬉しー本当に。

「幸運にもですね、『朱夏休み』発売記念イベントに参加しました」ありがとね。

「私が、朱夏さんのダンスが大好きです」、と、あ、間違えた。大好きじゃなくて好きですだった。ちょっと盛っちゃった(笑)

違います。盛ってません。ご本人の前では「大」を付けたんですが、文章に書くと少し照れ臭くなって外したんです。えええええそんな細部まで覚えてるとか、この人には敵わないな。案の定Twitterでは「朱夏ちゃん盛ったのかよ」という微笑ましい反応が多数でした。盛ってないよ!凄い人です。

「私が朱夏さんのダンスが好きですとお話ししたとき、朱夏さんから『まだまだ、極めなきゃいけないんだけどね』というお返事をいただき…」ああ~、言ったわ私。

「この方は、本当に、自分への挑戦を、迷いなくずっと続けているのだと、自分でも驚くくらい、感激してしまいました。きっと上手く話せなかったので、この場を借りて、改めて伝えたいと思います。極めるまで、ずっと応援しています。それと、貴重な機会をいただき、ありがとうございます。季節の変わり目ですが、お体に気をつけて、頑張ってください」といただきました。

ありがとうございます。アキラ!ちゃんと覚えてるよ!確かにこの話、してもらいました私。ダンスが好きです~っていうお話だったりとか、ほんと、ああいうなんか、なんだろ、近くで話せるイベントってすごくお久しぶりだったので、みんなからこう、聞く一言一言に、すごく私はあのイベントで勇気を貰い、背中をたくさん押してもらいました。

本当に参加してくれた皆さん、ありがとうございました。皆さんもですね、季節の変わり目ですので、体に気をつけて、一緒に頑張りましょう!

孤高の風は強く大きく優しい風でした。

無敵級*ビリーバー3周年によせて

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何者にもなれない僕らは、ささやかな孤独を誇りに生きている。あの日聞いたのは、確かに夢の始まる音だった。

7月29日で、虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 アニメーションPV付きシングル「無敵級*ビリーバー」発売から3年になります。PV公表当初から可愛い、作画が新しい、作曲DECO*27さんじゃん!とたいへんな評判で、同年秋から放送されるTVアニメ、通称「アニガサキ」の制作陣のお披露目としても、大きな役割を果たしたものと思います。今回は歌詞の点から、この作品を振り返ってみたいと思います。

youtu.be

自分のことは自分にしかわからないという孤独、でも絶望はしない

お手元に歌詞カードを用意して、注意深くご覧ください。

この歌、全部一人称なんです。人称代名詞も、シチュエーションも。声を掛ける相手は全て鏡の中の自分だけ。2番に1箇所、やや状況が判然としない「キミ」がありますが、同好会メンバー内にかすみが日常的にキミと呼ぶ相手はいませんよね。

いや、いや、いや

ラブライブ!でこんな孤独な歌詞ある?

従来のシリーズでは特に、明るい曲はチームワークやポジティブな姿勢を歌うものが多く、個人の内面に深くフォーカスする曲は、あったとしてもBlu-ray特典曲など、やや例外的な位置づけの作品が多かったように思います。「中須かすみソロ」とはいえ、節目の、目玉の作品で徹底してfor me, by meを貫いたことにかなり驚きました。

とはいえこの孤独、気に病むわけではなく、自分のことは自分にしかわからない、そんな自分とずっと付き合っていきますよという、一種の意思表明なんですよね。

こういう、内向的な性向を主題に置きつつも、表現はダウナーというよりもむしろ中立あるいはHotという楽曲は、若手のクリエイターさんにはよく見られるように思います。そういう意味で、無敵級*ビリーバーはすごく現代的にもなった。

余談ですが、中須かすみ役・相良茉優さんは、気持ちの切り替えが早いことや、自分自身の機嫌の取り方には自信があるとのことで(2022.5.28「田中ちえ美のだららんど」公開録音へのゲスト参加時の発言等)、この辺も作品に影響してそうな気がします。何しろ、「アニガサキ」のシナリオは、主要スタッフがキャストと個人面談して、キャラクターや楽曲への理解を確認した上で書いているのです。

 

「私」はオンリーワンではないが、「私の理想」は私だけのもの

今度は「アニガサキ」関連の歌詞カードを全て手元に置いてご覧ください。

無敵級*ビリーバーの詞を書かれたAyaka Miyake氏は、TVシリーズ楽曲のほぼ全曲を担当されるなど、虹ヶ咲の歌詞の中心的役割の方です。英語の歌詞も書けるようですね。

このAyaka Miyake氏、かなり意識して、冠詞を使い分けています。って気づいたのはEutopiaにやたらtheが多いなという辺りですが。

2期1話時点のランジュは自分を孤高のオンリーワン、自分のアイドル像も自分が決めるものだけでよいと思っているので、定冠詞theが多くなります。法元さんもEutopiaの歌い口は、その曲が歌われるコンテキストによって変えていると言ってますね。歌詞はさすがにそのままですが。

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逆にVIVID WORLDは迷子も悪くないと思っているので "Find a way" ですし、輝きもひとつじゃない(一人ひとり異なっていて構わない)ので "Just like a Rainbow Colors" なわけです。1期9話の朝香果林像としてはめっちゃ解像度高くないですか?自然な英文としてはどちらもtheになると思う。

youtu.be

Ayaka Miyake氏の歌詞は英語名詞に冠詞の付いていない箇所の方がずっと多く、意識して使い分けているのは間違いないでしょう。

 

さてそれを踏まえて無敵級*ビリーバーを眺めてみると、"I'm a ~~~ believer/braver" と、"Hey! Girl in the mirror!" という使い分けが目に付きます。自分自身は何者でもないと思っているので不定冠詞、目の前の鏡あるいは鏡の中の少女は、自分にとっての理想像を指しているので定冠詞、というわけです。

theはgirlではなくmirrorに掛かってるのだから、単に目の前の「その鏡」以上の意味はないのでは?という解釈もあると思います。このあたりは「元ネタ」であるSnow-White(白雪姫)の "mirror on the wall" の語感に合わせた上で、歌詞の意図も通るからそのままにしたのだろうと理解しています。"Hey! Girl"という意思強めの呼びかけも定冠詞のテイストがありますし。

そして最後には "Let's go! 無敵級ビリーバー" で終わるわけですが、Let'sの相手は誰なのか、ここだけ無冠詞にした理由は何か、色々と想像できますね。

 

「アニガサキ」の登場人物は、初期のランジュなどごく一部を除いて、自分を特別な存在、星であると思っていません。「夢」についても一人ひとり異なることを当然の前提として置いています。(ネオスカ書いた畑亜貴さんはやはり凄い)

この、パーソナルスペースの堅さとそれを容易に侵さないことを共通の美徳とし、相互承認を基盤とする緩やかな連帯は、アニガサキの大きな特徴でしょう。

 

2023年7月、TVアニメ2クールにOVAまで見た時点でも、「無敵級*ビリーバー」で感じた世界観は些かも変わっていません。河村監督以下、スタッフの皆さんは作劇意図についてそれほど多くを語られてはおらず、フィルムに現れた表現が全てである、同好会メンバーの関係性も「仲間で、ライバル」というシンプルなスローガン以外はご想像にお任せしますというスタンスのようです。脚本で無理に喋らせることもしていません。

ですので、長々と書いてきたこの解釈も、私がそう思ったに過ぎません。しかし虹ヶ咲、特にアニガサキが個と多様性(内心の多様性)の尊重をテーマとしていることは多くの人が感じていることであり、無敵級*ビリーバーはその高らかな号砲だったと言えるのではないでしょうか。

 

こういう自己バフ曲大好きなんだ、、、ラブライブ!シリーズ内だと「あこがれランララン」とか。

鬼頭明里 Zepp Tour 2023「Glow up!!」全曲感想

鬼頭明里 Zepp Tour 2023「Glow up!!」4公演中3公演参加してきました。

コロナ禍にスタートした鬼頭さんのアーティスト活動のリロード、また、2022年「みちくさ」以降急速に広がった楽曲バリエーションの集大成で、今できる全部入り。

そして、歌唱力や表現力としても1stから2ndよりも、2ndからそれ以降の方が飛躍的に伸びていたこともあり、まさに「満を持して」というツアーでした。特に、楽曲制作期間のほとんどがコロナ期間中だったにも関わらず、スタンディングと声出しを強く念頭に置き続けてきた成果の、初の見せ場でもありました。

今後CS朝日での放送、そしてBD販売もあるはずですが、まず記憶の新しいうちに全曲の感想を書いていこうと思います。

セットリストは公式に公表されている、名古屋公演がベースです。日替り曲以外は同じだったと思う。違ってたらすみません。

DEAD or CALL MY NAME

夜景CGからのスタート。さっそく本ライブのセトリが「時間帯」で分けるのだなと察する。1コー終了後のフフッからのFooooooo!!!!!はもう絶対予想してたでしょ。そして改めて見ると曲名も歌詞も中二病入りすぎで、これが様になるのは歌、バンド、ダンスの一体感に隙を見せていないからでしょう

BYERONY

Luminous盤のTr1とTr2の曲順と敢えて入れ替えたのは、会場を温めるためだと思われます。イントロ、Aメロ直後、間奏に入れるコールは初回からバッチリ合ってました。サビ中のフッフー!はちょっと難度高い

Closer

この辺から、単純なコールだけでなくクラップと振りコピを想定した曲が入ってくる。初期の曲だし、みんな知ってるでしょという安心感があります。ダンサーさんの振り付けが可愛い

V!vace

鬼頭さんの曲はコールが入って完成するものが多いですが、これは特にそうですね。ダンサーさんと並んでラインダンスになるところが華やかで目を引きます。あと2ndライブでは大トリ曲かつ銀テ曲だったので、その辺も感慨深いなと

CRAZY ROCK NIGHT

冒頭Wow Wowは拳を突き上げたままで叫ぶべし。ライブでは毎回やってる定番曲ですね。準備はいいかァァァアアアアア!!!!とコールがないともう物足りません。バンドさんの負荷が高い一方、Voは朗々と歌うというちょっと珍しい曲です

Esquisse

個人的にLuminous盤の最大の目玉。優勝。椿本Pによるとリード曲だそうですね。CD版と比較すると、ライブでは2ビート感の強いドラムがオシャレ。跳躍と転調多めの曲ですが、サラッと歌うのは強い。あと鬼頭さんには珍しく強めにビブラートかかってます。超オシャレ。優勝。いつか本物のストリングス入れてライブで聞きたいものです

Tiny Light

静かな曲と見せかけて、サビの途中から入ってくる170BPM・16分のスネアで爆発する。Tiny Lightは1st、2ndライブでは終盤の重要な位置にあったので、中盤に持ってきたのは意外です。昔のライブ音源を聞き直すと、Zeppツアーは音程、声量ともかなり安定感が増してますね。強い

Star Arc

これも170BPM以上?のスピードに、16分のスネアが印象的。絶対この2曲は狙って並べてる。ドラムの今村舞さんの集中力の見せ所

Crescent Lullaby

やっと一息。この辺から、アコースティック調の曲が並びます。コーラスとストリングス、オーボエもいずれ生で合わせてほしいなと。オケバックライブ、やりません?最後に鬼頭さんが人差し指を口の前に立てるの振り付けをするの、この曲だったと思うのですが、初演の神奈川公演では、残響が消えるまで客席が静まりかえっていたのは魔法だと思う

グッドモーニング

「みちくさ」以降見せるようになってきた新機軸の曲のひとつ。ライブになると結構グルーブ感が出るのは不思議ですね。音の跳躍が多いですがオケはそこまで頑張らないので、誤魔化しが効きません。めっちゃ安定してたね

Dear Doze Days

上手下手真ん中と手を振るところが可愛い。声の使い方もセトリ内で一番可愛いのでは?ブラスセクション、今後生で入れるのを検討してほしいなと思いました

みちくさ

前田佳織里さんが「みちくさが一番好き…前田があかりんに感じてる温かい気持ちを感じる」とまで言う曲。わかる。アーティストデビュー以来の転機になる曲だと思う。アルト域の優しい声が良い

Fleeting Time

スウィング曲は永遠にアイドルのアイコン曲だと思う。ダンサーさんの傘振りお芝居に合わせてペンライト振るのも楽しい。ブラスセクションくださいその2

深夜センチメンタル

再び夜へ。暗転中に椅子が出てくるところでわかりますね。椅子座っててよく声出るなと。バンドにバランス良く見せ場が回ってきます

Oxidation

ファンク感のあるベースが特徴、と思ってましたが、キレの良いドラムもかなり印象的。鬼頭さんの音域ごとに発声を器用に切り替える歌い方が楽しめる曲

No Continue

重量感のあるロックは鬼頭さんの初期からの主力カテゴリー。エレキとバスドラのドコドコドコが気持ちいい。残り曲数も少ないしヘドバンしながら聞いてました。せっかく作ったんだし、英語版も聞きたいですね

illminate

なんか可愛い振り付けがついてて驚いた。Bメロのピアノのアルペジオが入るところ、リバーブがグッと深くなるのライブでもやってくれてたと思うんですが、記憶が。無限ループで聞ける曲ですね

Always going my way

Wow Wowとジャンプ解禁。大阪公演はジャンプ禁止なので屈伸せよさもなくば座ってろとのお達しだったので屈伸してました。声出し想定で作っておいてよかった曲の代表格のひとつ

Fly-Hight-Five!

Jump! Jump!解禁。ワイパーとウェーブ、落ちサビのクラップは1stからの定番ですがコール合わせでやっと完成した感があります。本ツアー、似た曲を並べる傾向あると思います

キミのとなりで

鬼頭さんの明るく張りの良い声が特に生きる曲。上昇志向のあるメロディに乗せて突き抜けるハイトーンが美しい。200BPMくらい?あるので、実はドラムの見せ場も多いです

23時の春雷少女

鬼頭明里のアンセム、といえばこれでしょう。本ライブはずっと時計の演出入れてたし、なるほど、ここに帰ってくると。コロナでの置き忘れを回収するなら、最後はこの曲であるべきでしょう

 

日替わり曲① 怪物(YOASOBI)

CrosSing曲は絶対来ると思ってました。原曲は打ち込みメインのはずなので、バンドアレンジ楽しい楽しい。ヘイ!が合わせやすいのも楽しい。日程的にライブBDには入らなさそうなのが惜しい。次は「アイドル」をお願いします

日替わり曲② トウメイナユメ

歯切れの良いギターが特に印象的。バンドメンバーの短いソロパートあり。鬼頭さんの明るい声をキュート寄りに振ってるのもいいですね。いわゆるワイパー曲ですが、ずっと等速で振るよりスナップを効かせる方が楽しいです

日替わり曲③ Blue Velvet

CrosSing曲その2。鬼頭さんには珍しい、重心の低い大人歌唱を狙った形で、こっち方面の強化も期待したいと思ったナンバーです。本当は得意でしょう?

日替わり曲④ Follow me!ですよね?

名古屋公演はご用意されなかったんだ、、、声出しで合わせたい曲ですね

 

改めて、ツアー完走お疲れさまでした。役から離れても何でも器用にできる鬼頭さんですから、「アーティスト・鬼頭明里」をどう形作るかはまあまあ難題だと思います。

そんな中、それは格好良いとか可愛いとかという、ただ楽曲や表現の方向性に留まらず、ステージ上での、そして観客席との交流を通じて自己を認識する、コミュニケーションに存在証明を求める、彼女の性格やポリシーを色濃く反映するようにプロデュースされているのだなと、改めて感じました。

また早いうちに、ONiGASH!MA全員集合のステージを見せてください。(椿本Pも)

田中ちえ美の「スナックちえみ倶楽部」会員向け抽選プレゼントチェキの額装例

ニコ生番組 田中ちえ美の「スナックちえみ倶楽部」の第二夜(2020年7月放送回)で撮影され、視聴者への抽選プレゼントとなっていたチェキを額装しました。当選してすぐに作ったのでもう3年近く前のものですが、チェキの額装例を今まで紹介していなかったのでアップします。番組限定プレゼントも応募すればいつかは当たる!

passmarket.yahoo.co.jp

チェキについてあまり詳しくは知りませんが、仕組み上は薬剤を封入したインスタントフィルムなので、ポストカードやブロマイドなどに比べるとややデリケートで、耐候性や擦り耐性は高くなく、扱いには注意が必要という認識です。表面のサインも、強く擦ると消えてしまうかもしれません。アクリル板でベタッと挟むのは少々怖いです。そこで、チェキ全体を保護し、表面をケースから「浮かせる」ことのできるマット額装が、保存と鑑賞を両立できて効果的です。

 

額装の方針です。番組コンセプトはスナックを謳っており、赤~赤褐色がイメージカラーです。そこで赤い若干凹凸のあるマットに、木製額を組み合わせて仕上げることにしました。小型の作品は少し派手めの額装でも絵になると考えています。この額縁は面材(カバー)がガラス製なので、紫外線対策の観点から、いずれアクリル板を利用した製品に交換したいと思います。

額縁とマットは、両方とも「額縁のタカハシ」さんで購入しました。チェキはハガキ大の額縁にマット額装すると、丁度良いサイズ感になります。ただ、一般的なハガキサイズ向けの写真額は厚みのあるマットを装着するには深さが足りないことがあるので、現物か設計図で確認してから購入したいです。

  • 額縁:ノースフレーム スタンド付 /105×150(ハガキ)/ガラス 卓上スタンド付/ブラウン1000107774 (欠番)
  • マット:額装マット /105×150/48×80/標準四角窓/レッド10452

額縁の購入方法、セッティング方法は私の記事をご覧ください。

 

楠木ともりさん「PRESENCE / ABSENCE」特典ポストカードの額装例

 

楠木ともりさんの1stアルバム「PRESENCE / ABSENCE」発売記念として、4月29日にリミスタで開催されたオンラインサイン会でいただいたポストカードを額装しました。不慮の「後遺症」の中発売日を迎えられたことがなんとも気の毒ですが、事前に大量のインタビューを仕込んでいたこと、そして作品自体が大変に雄弁で、聞く側としては大変満足しています。

本作はコンセプトの異なる2枚のアルバムで構成されていますが、どちらが好きかと言われればABSENCEの方です。彼女の作品はCDにしろライブにしろ、曲順に強い意図があり、必ず最初から通しで聞くようにしています。特にABSENCEは最後の「narrow」「それを僕は強さと呼びたい」「absence」の並びが圧巻ですね。

 

さて額装の話です。私が当選したのはABSENCE盤の方です。ポストカードのお写真はABSENCEのジャケット写真と比較すると若干肌に彩度と赤みがあり、ABSENCEそのままの寒色系で額装するとコントラストが気になりそうです。またCDジャケットと比較するとお花も非常に少ない。そこで、ニュートラルかつ無機質な印象でまとめるため、ソリッドなシルバーのアルミ額と白のマットの組み合わせにしました。黒一色も考えましたが、本作はそこまで現実世界と断絶していないという理解です。

もしPRESENCE盤でサインをいただいていたら、ブラウン系の木製額にしたでしょう。

 

額縁とマットは両方とも、「マルニ額縁画材店」で購入しました。

  • 額縁:MRN-D4101-B(UVカットアクリル) 【既製品サイズ】デッサン額縁

    A5(148×210) シルバー

  • マット:マットTYPE1 用紙サイズ([外寸](定型既製) 縦:210mm 横:148mm [窓]縦:142mm 横:94mm 位置:中央 マット幅 上:34mm 左:27mm 下:34mm 右:27mm ) A5 OW1 紙(2mm厚)白

www.art-maruni.com

額縁の購入方法、セッティング方法は私の記事をご覧ください。