璃奈とミアの話(えいがさき第2章)

  • えいがさき第2章の璃奈とミアについて。驚くとともにちょっと混乱している方も多そうですが、私としてはそれなりに腹落ちしているので、感じたことを書いていきます。

 

  • 璃奈とミアの葛藤はTVシリーズで侑と歩夢が抱えていたそれと同種のもので、将来の夢を目指せば道は分かれていくものだという現実に対して、心の準備ができていなかったことによるすれ違い。
  • 侑と歩夢は幼少期から関係が深く、1期1話で将来の目標が始まり同時に将来のルートが分岐、1期終盤でそれを自覚し、2期終盤で覚悟を固める…と時間をかけているのに対し、璃奈とミアの場合は考えを整理する機会がなさそうです。
  • 迷いに拍車をかけたのが2人とも「親しい人を困らせたくない、物わかりのよい子でありたい」タイプだという点で、栞子なんかは一足早くそこを脱していますね。
  • Like a TreasureとStayの歌詞はかつてなく直球で、言いたいことはちゃんと言葉に出していこうという意思表明。アイドルとしてファンに向ける歌ではなく、夢や理想を広く宣言しないという点でアニガサキのソロ曲としては異例。
  • 2人の歌は今の時間を大事にしよう、もっと自分のことを話していこうというもので、ちょっと焦って背伸びしたカカトを降ろした形。2人はまだDream with Youしていない。
  • 璃奈やミアについても夢や理想を語る歌を聞きたかった?まあそれは、そうですね。アニガサキが5期くらいまであればなあ。

 

  • 璃奈とミア、お互いしか見えていないのかというとそうではなくて、璃奈は璃奈で同好会の外にも友人を増やしているし、ミアと侑の師弟であり未来の同業者候補みたいな関係も当然生きています。
  • この辺は、えいがさき単体で見るんじゃなくて、TVシリーズから通して見ると印象が変わると思います。第2章のエピソードはあくまで、「今」認識した課題に直面したときに誰がそこにいたか、どんな言葉をかけたか、という話で、もしここに彼方やエマがいたら別の切り口からの進展があったでしょう。
  • 虹ヶ咲は同好会メンバーだけでも13人もいて、侑と歩夢を除き、出会ってから過ごした時間はあまり変わりません。ランジュと栞子は空白期間が長いですし。学年でそれとなくまとまっていたりはするけど、設定上の仲の良さに大きな差は付けていないと思う。
  • ここでいう仲の良さとは単に会話が多いとかの軽いものから、何かあれば犠牲を払ってでも助けに行きたいと思えるかとか、そういうものまで含めてもあんまり差を感じないんです。侑と歩夢、彼方と遥が頭一つ抜けているくらいで。
  • 仲の良さに大きな差はない一方、この子ならあの子に対し何を考え、どう接するだろうか?という組み合わせごとの振る舞いの違いはとても細かく考えられています。
  • 例えば中川菜々が「優木せつ菜は遅かれ早かれ消えるものだ」と吐露して引き留められるシーンは1期3話、第2章の2度ありましたが、侑と愛で説得のロジックが違います。
  • 劇中で取り上げられたエピソード以外にも組み合わせは無数にあり、いわゆるCPというか、人気があって目立つ組み合わせもありますけど、私はこの作品については、あまり関係性を固定せずに自由に楽しんだ方がお得だという持論を持っています。
  • 完結編第1章でランジュが歩夢をどう見ていたか、予想できた人は少数派ではないでしょうか。2期1話を見返せばランジュの来日がそもそも歩夢目当てだったことと話が繋がりますが、このように、公に表現されたフィルムでは、人物対人物の広大なマトリクスの中の、ごく断片的な情報しか扱っていません。
  • 関係性を細かく作り込んでいる、作り込めるように人物設計してるのはまさに宝の山なので、大きなストーリーは完結編だとしても、スピンオフは無限に作れますよね、と密かに期待しておきます…

 

  • 次は璃奈とミアの結婚式風衣装の話。なんで結婚?という話。
  • まず前提として、私の理解ですが、河村監督はファッションやフレーバー的に同性婚を扱うことはしないと考えています。志村貴子先生の「青い花」アニメに演出で携わっていた方だからです。

 

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  • 志村貴子先生作品はマイノリティや恋愛関係をよく扱い、一見すると百合ものの印象を持たれやすいと思いますが、本質は多様なベクトルやグラデーションの感情と関係性に、等しく生存権を見出すところにあります。様々なセクシュアリティや家族、友人関係が存在することを自然なものとして描いています。
  • ちなみに「青い花」は舞台が鎌倉で、主人公は演劇部に所属しています。不思議ですね。しずくみたいな子はいないけど赤嶺天みたいな子はいる。ちょっと複雑な経緯があり配信等で観ることは困難な作品ですが、機会があればぜひ…
  • 河村監督はそういう作品の経験がある方ですので、雰囲気で同性愛を扱うことはしない気がするんです。虹ヶ咲は複数媒体展開の作品なので、アニメだけで解釈を固定したくないという配慮も当然あるでしょう。(多分そっちがメイン)
  • だからこそアニオリの天と小糸は踏み込んだ表現をしたなとは思った。
  • なお、作品の楽しみ方は人それぞれで、具体的な表現をキャラクターの感情とどう結びつけるかの感度も受け手によって異なります。女の子同士が仲良くしていればやり方によらず百合だと解釈する自由もあります。当然ですね。
  • 私は河村監督が過去に携わった作品に15年来の個人的な思い入れがあるので、「こう」考えたくなるバイアスがあるという話です。

 

  • では本題、私の解釈。璃奈とミアに結婚式風の衣装を着せた理由は、2人とも「長く続く関係といえば家族」だと思っているから。
  • 璃奈は同好会に入るまでリアルの人間関係は希薄で(1期6話)、ミアはテイラー家のポジションや同年代のランジュに対してすら有期のビジネスパートナーと考えていた点から、こちらも充実していたとは言いがたいでしょう。
  • 視聴者にしか見えないところで果林に「私は、一生続くのが家族だけだとは思いません」って言わせるのはメタいけど上手い。目前に卒業が迫っているのに「一生」って、クロエの発言に重ねたのもあるけど、同好会での関係よりも未来を見ていなければ言えない。
  • 余談ですが果林、「~かしら?」のように疑問形を投げて相手に真意を喋らせる話法が多めなので、自分の言葉だけで完結する言い方は新鮮です。
  • 璃奈とミアはまだその境地に到達しておらず、今知っている最上級の親愛表現が家族だという理解です。田中仁先生は少なくとも虹ヶ咲の仕事では、1人1人の年齢や文化的背景で語彙を変えているように見えます。知らないことは話せない。

 

  • 河村監督直々のディレクターズカットPVで取り上げた璃奈の台詞は一言だけ「家族…だから」で、「ダイスキだって…!タイセツだって…!」に繋げています。劇中の繋ぎ通りではないウソが入っているけど、台詞のチョイスで間違えるような人ではないはず。見た瞬間この感想文の方針は決まった。


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  • 逆に、既に大人に近い視野をもったエマと果林に結婚式風の衣装を着せたら、少々エクスキューズが必要になるかもしれません。現在の璃奈とミアでしか成立しない物語。もし1年くらい先、ミアが虹ヶ咲に再編入して同好会を続けていれば、別の表現になったんじゃないでしょうか。
  • さっきの話の繰り返しになりますが、アニガサキ/えいがさきで扱っているのは「今」認識した課題に直面したときに誰がそこにいたか、どんな言葉をかけたか、何をどう感じたかというワンシーンであり、めちゃくちゃ重要ではあるけど、それだけに留まらないと捉えた方がいいでしょう。

 

  • 私も虹ヶ咲は百合じゃねえんだみたいなことを書きましたが、踏み込んだ二次創作はちゃっかり楽しんでいたりします。与えられた表現が全てではない。群像劇は人数×時間という、無数の日常のごく一部が映像化されているものです。

伊波杏樹さん個人のファンとしてAqours Documentaryを見た

 

飛行機は飛んでいるんじゃない。落ちているんだ。

バズ・ライトイヤー

ううん、仕組みの話さ。宙に浮いているものは、落ちるしかない。飛行機は、落ちる力を前に進む力に変えてるんだ。つまり、飛んでいるように見えて、実は上手に落ちてるだけなんだよ。

でも飛行機は、浮かび上がるじゃないか。

そう。前に進むと、その空気の流れが翼に上向きの力を生むんだ。だから、前へ進もうとする力が強いほど、重力を打ち消せる。

じゃあ、前に進む力が足りなければ。

落ちていくしかない。でもね、その落ちていく途中でも、すごく遠くまで行けるんだ。エンジンを止めても、高度の20倍くらいは進むことができる。地上から見れば、飛んでるのか落ちてるのか、もうわからないよね。辿り着く先も、ここからは見えないくらい遠い。だから、確かめる方法はないんだ。


私はAqoursキャストについては2年生メンバーのファンで、個人活動は概ねフォロー、ファンクラブ入ってCD買ってライブ行って、週1のラジオ等も時間が合えば聞いています。特に伊波杏樹さんに関しては2018年末の「アンチイズム」以降のほぼ全ての舞台作品を見ていて、私の中では伊波杏樹さんといえば舞台の人です。そりゃあ、最初は高海千歌から入ったけどね。彼女のお芝居については、引退のその日まで追うと決めています。平日1公演だけとか大阪公演だけとか、そういう作品も見に行ってます。

Aqoursに関しては、デビューからずっと好意的に見ていて、CDやBDは全部買ってるしライブも当選する限り行くけど、浦ラジ、トークイベントやわいわいわいにはあまり触れずに来たので、生粋のAqoursファンではないです。「ちょっと遠巻きに眺めるファン」くらい。そのくらいの温度感でAqours Documentaryを見た感想を書きます。前置きが長いね。

 

私からみてAqours Documentaryは概ね予想通りの内容でした。みんな仲良しハッピーでシャンシャンにする可能性も、苦労譚よろしく「大人が作ったハードル」を涙ながらに乗り越える作品にする可能性も一応は想定していましたが、フィナーレ3ヶ月前、10年越しの心情がほぼ固まった段階から本格的に取材したなら、こうするでしょう。

特に個人活動において過去5~6年間、2年生組の性格やテンションの上がり下がりはつぶさに追っていたので、3人の発言はほとんど想定通りでした。ああよかった。少なくとも表に出せる範囲で私は解釈違いを起こしていない、はず。

特に60分辺りでの伊波杏樹さんへの、あの質問の回答は彼女が答える前に瞬時にわかりましたね。わかるよ。彼女のAqoursの外の活動を(も)追っていればわかる。本人の口以外から内心を言い当てたり、範囲を絞って明かした話を口外するのは品のないことなので、SNSとかには書きませんでしたが。

 

ラブライブ!シリーズはキャストとキャラクターとの一体感を明に暗に求められる作品です。私はこれには必ずしも賛同していないというか…作品よりもスタッフよりもファンよりも、演者さんの名誉や自己実現、人生観の方が問答無用で大事という立場なので、役はひとつの顔でしかないと。私はですよ。私は。(演者さんの役に対する本気度を否定するものではなありません)

私が応援してる別の役者さんですけど、悪人ではないけどちょっと好き嫌いが分かれそうな役を演じるにあたって「この子の味方でいられるのは私しかいない」と語っていた方がいて、もう、そういうの大好き。ありがとう。ありがとう。役者と役を同一視してはいけないけど、「演じる」という近づき方は崇高なものだと思う。

 

伊波杏樹さんの舞台役者としての経歴を見てみると、実は高海千歌のような役はかなり例外的であることがわかります。快活で威勢の良い物言いとか可愛らしい声とか、そういうのももちろん彼女の本質の一つではあると思いますが、担当する役は不治の病、気が触れる、死、身近な人の不幸、みたいなのが圧倒的に多くて、これがまた信じられないくらい上手い。ヴィランや悪霊の役もあって、これもめちゃくちゃ上手いんですよ。そしてどんな役を演じるときも、稽古期間から公演を通じて「一日一日を大切に」と話されています。役に近づきすぎてないか。戻れなくなるぞ。

また、伊波杏樹という人は、とても強固なペルソナを抱えた人だと感じます。元は心理学用語で、ゲームにも出てくるあのペルソナ。「困難に立ち向かうための人格の鎧」でしたっけ。誓って本人のものでありウソや架空の何かではないけど、さてずっと着けていられるものなのか。役者ではない私には想像できません。

伊波杏樹さん、歌の活動は初期からずっと追ってますが、歌の活動に関してもペルソナが強い――曲による演じ分けが徹底している――ように思います。それは役者がアーティスト活動をする醍醐味のひとつだと思いますが、私がフォローしてるほかの方と比べても突出していると感じます。

 

ちょっと話は変わりますが伊波杏樹さん、歌の活動では最初の数年間、SMAのインディー扱いでCDを出してライブもしていて、ボイストレーナーやミュージシャンを営んでいる多田三洋氏が長くサポートするという体制でした。そして「アーティストデビュー」の際にはAqoursの大久保隆一Pがサウンドプロデュース/ディレクターで参加。大久保Pはバンナム所属なのでレーベルを越えて協業できる体制に驚きつつ、大久保Pによるクリエイター人脈、スタッフの人選や勝負勘は頼もしくもあり。

一方でそこAqoursと同じでいいのか?1stと2ndシングルの表題曲が続けて「勇ましい方の伊波杏樹」だけど、もうちょっと広がりあるんじゃない?と、内心若干めんどくさい中の人オタクムーブしてました。内心です。目立つ形では言いませんよ。それに需要があるのもわかる。あんちゃんカッコイイもんな。カッコイイあんちゃんももちろん本物。でも2ndカップリング曲の「なんでもない日。」は折れてしまう怖さと静かに向き合う歌で、あと3rdシングル「Letter」。こういう声が聞きたいんですよ。私は。

私が見る限り、伊波杏樹さんの活動においてはその「折れてしまう怖さと静かに向き合う」ことを人前で表明する機会って、歌でときどきあるだけだったんですよ。あとはファンクラブ向けにちょびっとだけあったかな。弱さや恐怖の体験って誰もがそんなに明かすもんじゃない。明かすかどうかも、手段やタイミングも、そもそも本人が決めることです。


なので、Aqours Documentaryでその機会が得られたこと、これを表に出すことに少なくない協力が得られたことに感謝しています。

ほかのメンバーのファンから見れば言いたいこともあるでしょう。作品の強いファンから見れば「フィナーレ」自体に納得していなくても当然だと思う。私としては事ここに至るまでに「大人たち」があまり矢面に立たなかった(ドキュメンタリー内でもあまり触れていませんが作劇上の都合と信じています)ことには、外から見れば不満もあります。それらはまた、別の機会があるかもしれないし、演者さんの活動を追っていれば、話してくれるかもしれません。気長に待つとします。

彼女たちはまだ≪これからもずっと≫舞台の上にいます。

 

前田佳織里さん 2nd写真集「【スピンオフデジタル版】恋のかおり and more... baby’s breath」デジタルサイン会の額装例

2025年5月23日にデジタル書店「PLANETS」さんで開催された、前田佳織里さんの2nd写真集「恋のかおり」スピンオフデジタル版のデジタルサイン会の画像を額装しました。タイトルが妙に長いですが、これは本編の写真集のセールスを受けて、未収録カットのみで構成されたアンサー版という位置づけで、個人的には本編よりもテーマや表現を絞ってる点が好印象です。

デジタルサイン会とはなんぞや?というと、iPadの表示画像上にマークアップ機能でApple Pencilを使ってサインを書いていくというものです。サインを書いている前田さんとiPad画面のミラー出力を並べて動画配信しているので、サインの書き順がわかる面白い機会でした。分解すると多分こう

サイン済みの画像はJPEG画像で送られてくるので、そのままPCやスマホで見ても良いのですが、プリントして額装してもよいでしょう。とりあえず家電量販店のキオスクタイプの写真プリンタで出してきましたが、まあ希望の色が出ない出ない。「正解の画像」を持っているだけに、それをオートでプリントして更にカメラで撮った画像は二重三重に色が合わないのが気になります。表題の画像はPhotoshopでかなり誤魔化しました。

ただ、画像ファイルで持っているということは、何枚でも好きなサイズで刷れますし、プリントを傷付ける心配も要らないのは大きなメリットです。いずれいい印刷環境を探したいです。(10年くらい前はA3ノビまで出せる写真用のプリンタが自宅にあったんですが)

 

さて額装です。2L判で印刷したので、そのまま家電量販店で額を探しました。通常のサイン入りブロマイドは面材(ガラスやアクリル)への接触による破損対策のためにマット額装しますが、この写真は何枚でも刷れるのであまり気にせず、額に直接セットしてもよいでしょう。そこで、2Lサイズギリギリの細枠で、ちょっとアンティークに見える額を選びました。光沢のあるブラウンウッド風の塗装がされています。2L以下の写真額は安くてバリエーションも多いので、こういう楽しみ方もありだと思います。

「法元明菜のほーみんGOOD DVD VOL.4」DVDジャケットの額装例

2025年3月1日に開催された「法元明菜のほーみんGOOD DVD VOL.4 発売記念イベント」第1部にて座席抽選に当選し、法元明菜さんと星谷美緒さんのサイン入りDVDジャケットをゲットしたので、トールケースには入れずに額装してみました。

トールケースのジャケットにはいくつかの規格があり、これはアマレーサイズと呼ばれる、183x273mmの最も一般的なサイズです。もちろん、このサイズにちょうど適合する額縁は市販されていないので、こういったときもマット額装が役に立ちます。額縁自体はB4サイズのものを使用しています。

DVDジャケットは写真印画紙などと比べるとかなり薄い紙なので、曲げ癖が付いた状態で額装すると平らにするのが難しくなります。もし曲がってしまったら、裏打ち(FPシート等を全面に貼り付けて平らに伸ばす)する必要があったかもしれません。

 

さて額縁の選定方針ですが、「法元明菜のほーみんGOOD」は声優さんがDIYを行うという趣旨の配信番組なので、木製額を選びました。色については番組イメージカラーのピンクが最初の候補に挙がりますが、今回のジャケットは絵柄が派手なので、彩度の低い色だと額縁と釣り合いません。というわけで、ツナギと同じ赤色にしました。

なおこちらの写真は、ミラーレスカメラの撮って出しではなく、過去の商品画像を参考に、印刷前のデジタルデータを想像しながら色を多少調整しています。

 

額縁とマットは両方とも、「マルニ額縁画材店」で購入しました。

  • 額縁:デッサン額縁: デッサン額縁:MRN-D5508-B カラー レッド(UVカットアクリル)(既製品サイズ) サイズ(mm):B4(257X364)
  • マット: マットTYPE1 用紙サイズ・マットサイズ用紙:B4・マット色(新色):OW1 紙(2mm厚)白 ([外寸](定型既製) 縦:257mm 横:364mm [窓]縦:177mm 横:267mm 位置:中央 マット幅 上:40mm 左:48.5mm 下:40mm 右:48.5mm )

www.art-maruni.com

 

額縁の購入方法、セッティング方法は私の記事をご覧ください。

akirareynir.hatenablog.com

舞台「夢のかけらを歌に乗せたら」館山こずえ役・林鼓子さんブロマイドの額装例

2025年1月8日から11日にかけて上演された舞台「夢のかけらを歌に乗せたら」の会場で開かれたキャストサイン会で、館山こずえ役・林鼓子さんのA4ブロマイドにサインをいただいたので額装しました。

舞台の感想は別の記事に書きました。林鼓子さんの舞台作品としては初の主演作品で、主人公の館山こずえは、林鼓子さんご本人と多くの共通点がある、たいへん象徴的な役です。

akirareynir.hatenablog.com

A4ブロマイドをマット額装するには「太子」という379×288mmサイズの額縁が適しています。画材に馴染みのない方には聞き慣れない名前だと思いますが、実はOA用紙サイズ以上に定番のサイズで、安価なものから幅広いラインナップがあります。

  • 額縁:世界堂 桜平型<木地>太子(アクリル仕様)
  • マット:世界堂 太子/白/2mm厚/A4窓抜き(5mmかかり)

今回は額装で何かを主張する必要はないので、極力シンプルなものを選びました。こちらの額は世界堂新宿本店の店頭で購入したものです。世界堂はマットのカット販売も行っており、定番のサイズはカット済みで在庫がありますので、額縁とマットとをその場ですぐに揃えることができます。ピタックは大量に持っているので今回は買いませんでしたが、もちろんピタックも店頭で買えます。

webshop.sekaido.co.jp

www.sekaido.co.jp

A4の写真はかなり見応えがしますが、印画紙が薄いとたわみが生じやすいので、マットにしっかりと固定しなければなりません。こちらのマットは作品への被せ幅が上下左右各々5mmあります。作品の端の方は隠れてしまいますが、額装は安定します。

 

表題の写真は、額縁の面材(アクリルのカバー)を取り外して撮影しました。こうしないと照明が反射して作品を撮影しづらいのですが、作品を何度も額縁から出し入れすると、その分ホコリも入りやすいのが悩みどころです。

 

額縁の購入方法、セッティング方法は私の記事をご覧ください。

akirareynir.hatenablog.com

ライブ会場から持ち帰ったミラクルウィングの飾り方

今回紹介するのは凝った額装というより普通の商品紹介です。

ライブ会場では様々な特殊効果が使われますが、中には紙吹雪、銀テープなど、客席に降らせることを目的としたものがありますね。今回はその中で、上空からハート型等の発泡スチロールでできたウィングが紙飛行機のように舞い降りる「ミラクルウィング」を飾って鑑賞するのに適した画材を紹介します。

仕組みとしては、針で1セット100枚のウィングの中心を串刺しにしておき、針を引き抜くことで少しずつウィングが落ちていくというものです。よく見るとウィングの中央に必ず、小さな穴が開いているはずです。ハート型のウィングは「機首」を少し重くして、優雅に舞うようにしてあるみたいですね。

sankyocloud.co.jp

昨年2024年に参加したライブの中では、「石原夏織 2nd LIVE TOUR -Calm Magic-」と「harmoe 3rd LIVE TOUR『ii’m here』」でこの演出が使われました。ポニーキャニオン内で流行っているのかしら?

 

さてこのウィング、非常に軽量でデリケートなので、何かしら額を使って保管したいところです。紙よりは厚みがあるのでそれを許容できるものがいい。

そうして見つかったのがナカバヤシの「アクリルマグネットフレーム2L」です。類似商品と比較すると裏側のアクリルブロックが厚めに作られており、安定して自立します。発泡スチロール製のウィングを挟んでも一応、磁力は届きますが、磁力の弱さが気になる場合は、1mm厚の小さな鉄製のナットを挟むとよいでしょう。

www.nakabayashi.co.jp

こうして撮った写真にライブの感想を添えて送ったところ、石原夏織さんのファンクラブ会報誌に採用されたのもよい思い出です。普段から額装、装飾に関心を持っておいてよかったです。

ステージパフォーマー列伝・歌劇団を作った少女たち(館山こずえ/林鼓子編)

だけど、大丈夫。プロになるのが、少し早くなっただけ。

2025年1月8日から11日にかけて上演された舞台「夢のかけらを歌に乗せたら」を観劇しました。林鼓子さんの、舞台作品としては初の主演作品です。

yumekake2024.com

夢への挑戦をテーマとする作品は多数ありますが、本作に特徴的な点は、主人公のヒーロー性が明快に示される一方、仲間や協力者も各々、自分の目的の実現を目指しながら緩やかにまとまりあうという、群像劇としての良さも重視されている点でしょう。そして、学生がプロ(社会人)としての歌劇団結成を目指すにあたって、舞台装置としての「社会」が彼女らをチート気味に甘やかすことも、説教臭く厳しくすることもなく、全ては自分たち次第であると、無色の門として開かれている点でしょう。

特に1年生4人組の存在感や関係性が良いですね。ポジティブで、適切なプライドと、少々の無敵感と、察しの良さと、悪友的な親しみやすさと。台詞のないタイミングでの内輪話的なかけあいの本物っぽさは正直びっくりだったわ。

 

みんな社会に出ることに抵抗がなかった点は「わたしたちの歌劇団」の勝利の鍵でした。高校生もので、子供と大人の境目を自由に越えられる作品は観ていて気分がいいです。大人が考える創作上の高校生って、得てして必要以上に幼く作りますからね。

さて、主人公・館山こずえは幼少期から歌劇が大好きで、兵庫県の有名歌劇団を目指していたこと、こだわりのある分野では大変な早口になること、中学3年~高校1年の時分にはプロとしての活動を希望していたこと、明るく積極的で人を惹きつける歌やダンスの才があるなど、まるでどこかで見てきたような人物です。もちろん、2人は別人ですし、当て書きや参考にした等の説明も一切ありません。林鼓子さんは館山こずえほど「若すぎて」もいないはずです。

いえいえ、似ていること自体は、偶然でも構いません。この符合に感謝すれば良いのです。千穐楽公演のスペシャルカーテンコールも、座長としての責任感と、愛される主役としての笑顔を示して締めました。私は林鼓子さんの活動は、舞台とご本人名義の歌(めちゃくちゃ少ないですが…)を中心にフォローしています。本作は、林鼓子さんの新たな原点になると確信しています。

「館山こずえ」が林鼓子さんの長いパートナーになることを期待します。

 

追記1:冒頭の台詞は主人公ら「わたしたちの歌劇団」による初舞台での、劇中劇にあったものです。劇中劇においても、身近な問題解決と長期的な自己実現、絆の実践、そして「やりたいことをやる」場を手に入れるために、プロの歌劇団結成を目指す流れが前向きに描かれています。

追記2:日記のタイトルは言わずもがな、週刊初年マガジン往年の名作漫画「ゲームクリエイター列伝」です。ゆめかけ舞台を見た最初の感想はこれでした。